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【日本舞踊】ある日のお稽古実況中継②
「じゃあ、今日の所にいくよ。一回、曲でね。」
師匠が、今日新しく習う部分を、お手本として、踊って見せてくださいます。
後ろに付いて、同じように踊ろうとするんですが・・・、これが
一発では、なかなかできません。
何度かのお手本を見せていただいたら、
「じゃあ、やってみようか。」
今度はひとりでやってみます。
・・・やっぱりできません。
「う~ん。これは、こう。足も反対。」
細かい指導をいただきながら、徐々に徐々に、
新しい振り付けの部分が、形になっていきます。
「はい、じゃあ、もう一度曲に合わせて。」
曲が流れます。
一生懸命やります。
形は、まだ全然だけど、とりあえず、振り付けは間違えなかったカナ~。
「はい、振り付けはもう、覚えましたね。」
「じゃあね。最初から通しで、今日やったところまで。」
これが、お稽古中もっとも緊張する時です。
だって、今日の新しい部分を覚えるのに必死で、前回までのところ、
もう忘れちゃってないかな~、なんて、最も自信がない瞬間だから。
「はい、いきます。」
曲が流れて、もう本当に必死です。
今日の新しい振り付けと、前回習ったところが、頭の中で
ごちゃまぜになって、危うく間違えそうになっちゃって・・・。
汗だくだく・・・。
「はい。一応、今日のところまでやれましたね。」
「途中、ちょっと怪しい部分もあったけどね~。」
「はい、すみません。」
「もう一回やってみようか。通しで。間違えそうになったところは、ココとコ
コ。注意して。」
「はい、お願いします。」
もう一度、曲に合わせて、通しです。
今度は、さっきより落ち着いてできました。
「はい、さっきよりいいですね。だいたい分ったようですね。」
「今日のところ、まだ分らないとこ、ある?」
「一応、わかったつもりです・・・。」
「いい?はい、それじゃあ、今日はここまで。」
再び、正座して、両手を突いて、終わりのあいさつ。
「有難うございました。」
「はい、有難うございました。お疲れ様でした。」
と、まあ、私のお稽古の場合は、だいたいこんな感じです。